仮想通貨取引所でかかる手数料が気になって始められない方もいると思います。そのような方のために、仮想通貨で発生する手数料の種類を紹介します。
また、おすすめの取引所をランキング形式で載せた上で、比較ポイントや仮想通貨取引所の選び方を書いておくので、参考にしてください。「仮想通貨を買ってみたい」という方におすすめの記事です。
※2023/1/31情報調査日
※2023/1/31更新日
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Contents
【徹底比較】仮想通貨取引所11選
Coincheck(コインチェック)
- 暗号資産を貸す「貸暗号資産サービス」
口座に眠っている暗号資産を貸すことで利用料を受け取れます。最大年率5.0%で暗号資産を増やせる仕組みです。対応コインはビットコイン以外に、イーサリアム、リップル、ネムなどがあります。
- 初心者にもわかりやすいチャート、トレード画面
Coincheckのチャートは線チャートとローソク足の2種類があり線チャートは初心者でも見やすいのが特徴です。また、1時間、1日、1週間、1月、1年、と細かく設定して確認できます。 - 安定した取引ができる「Coincheck積立て」
毎月一定額を積み立てる投資方法が利用できます。値動きに関わらず、毎月一定の金額で自動的に買い付けをしてくれるので購入のタイミングに迷う初心者も使いやすいです。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアム・リスクなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・LSKなど |
発行上限枚数 | 2100万BTC |
取引通貨数 | 17種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
DMM Bitcoin
出典:DMM Bitcoin
- 国内唯一の機能!いつでもミッド価格で取引
ミッド(仲値)価格で取引できるBitMatch注文という方法があります。DMM Bitcoinが提示するミッド(仲値)価格を参考値とし、ユーザー同士の取引を成立させる取引方法です。 - LINEアカウントで365日サポート!
LINEを利用したサポートセンターへの問い合わせは365日受け付けています。友達追加をすることで土日祝日に関わらず、気軽に問い合わせられるのが魅力です。 - 最短1時間で取引開始!
口座の開設は3ステップで簡単です。「スマホでスピード本人確認」を使えば郵送物を受け取らずに取引開始できます。最短1時間で取引を開始できるので「今すぐ購入したい」という人におすすめです。
編集部
BitMatch注文は取引所と販売所のハイブリット注文とも呼ばれています。
通貨名 | ビットコイン、イーサリアムなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・XRPなど |
発行上限枚数 | 3BTC |
取引通貨数 | 17種類(現物取引) 24種類(レバレッジ取引) ※ |
現在実施中のキャンペーン
・新規口座開設で2,000円プレゼント!
新規口座開設完了で、全員にもれなく“即時”2,000円をプレゼント!
キャンペーン期間:2022年8月1日(月)7時00分~2023年2月1日(水)6時59分
編集部
4周年キャンペーンとして6ヶ月連続でさまざまなキャンペーンを開催中です。
bitFlyer(ビットフライヤー)
- ビットコインの取引量が国内トップクラス!
取引量が少ないと希望の価格で売買できないリスクがあります。bitFlyerなら国内トップクラスの取引量があり、希望価格で取引しやすいでしょう。 - ハッキングゼロのセキュリティ対策
次世代暗号システムや最高強度の暗号技術の導入でセキュリティ面の安心感があります。公式サイトによると7年以上ハッキングされていません。 - 不正アクセスによる損害被害を補償!
メールアドレスやパスワードなどの盗取が原因で不正な日本円の出金があった場合、補償してもらえます。補償は年間で1事故まで対象で、補償上限金額も定められています。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアムなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・ETC・DOTなど |
発行上限枚数 | 2100万BTC |
取引通貨数 | 19種類 |
現在実施中のキャンペーン
なし
GMOコイン
出典:GMOコイン
- APIに対応!自動売買ツールを作成できる
APIを提供しているので、自分に合った自動売買ツールを作成できます。仕事で取引できない時間があったり、自分で判断すると迷ってしまうので自動ツールに任せたいという時に使えます。 - 手数料が安くて取引コスト削減可能
日本円の即時入金や暗号資産の入出金は無料、取引手数料は販売所、レバレッジの取引所、暗号資産FXで無料です。日本円の出金は大口の場合400円ですが、そうでなければ無料です。 - 買ったら待つだけで報酬あり!
暗号資産を保有しているだけで報酬が得られるステーキングは、買ったら待つだけで毎月10日に報酬を受け取れます。年率は2.1%から4.5%程度です(公式サイトより。2022年5月9日時点)。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアム・ネムなど |
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通貨単位 | BTC・ETC・BCHなど |
発行上限枚数 | 2100万BTC |
取引通貨数 | 20種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
LINE BITMAX(ライン ビットマックス)
- LINEアプリを使って簡単に使える
コミュニケーションツールとして利用しているLINEから口座開設や取引ができて手軽です。画面はLINEらしいシンプルな印象で初心者にも見やすくなっています。 - 暗号資産は全て「コールドウォレット」で保管だから安心!
INE BIT MAXの暗号資産は全てオフラインのコールドウォレットで保管しています。インターネットにつながっていないのでハッキング被害のリスクがなく安心です。 - 独自の仮想通貨「リンク(LN)」を取り扱う
LINEが発行しているリンク(LN)を国内で唯一扱っている取引所です。リンクはLINE PAY オンラインの加盟店での支払いに利用できるなど、LINEの他のサービスと連携させて利用することが想定されています。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアムなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・BCH・XRP・LTC・LN |
発行上限枚数 | 約2100万枚 |
取引通貨数 | 6種類 |
現在実施中のキャンペーン
・条件クリアでリンクがもらえる
口座開設で100円相当、日本円を入金すると30円相当などミッションをクリアすることで、それに応じたリンクが付与されます。1人当たり最大690円相当もらえます(※2021年11月18日〜終了時期未定で開催)
編集部
SBI VCトレード
出典:SBI VCトレード
- 住信SBIの即時決済サービスが使える
住信SBIネット銀行と提携しており、即時決済サービスが利用できます。SBI VCトレードの取引画面で決済できる上、すぐに反映可能です。銀行に登録したメールアドレスにお知らせも届きます。 - 日本円の入金は24時間可能!
日本円の入金は、住信SBIネット銀行を利用して24時間365日いつでも手続き可能です。思い立ったときに利用できます。手数料無料で利用できるのも嬉しいです。 - ビットコインとリップルで貸暗号資産サービス
ビットコインとリップルについて貸暗号資産サービスを提供しています。利用料は貸出期間と量によって変動し、暗号資産で返還されます。取引の予定がない方は利用を検討してみてください。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアムなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・BCH・XRP・LTC・LINK・DOT |
発行上限枚数 | 約2100万BTC |
取引通貨数 | 7種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
編集部
bitbank(ビットバンク)
- 全暗号資産の取引量数が国内NO.1
取り扱っている仮想通貨は15種類(*1)あり、アルトコインも取引できるのが特徴です。取引所の現物取引での取扱銘柄数は国内No.1(*2)で、アルトコインの取引高シェアは60.4%で国内No.1(*3)です。
(*1 2022年5月9日時点)
(*2 2021年8月時点、国内暗号資産交換業者のWeb調べ)
(*3 2021年4月末日時点、一般社団法人日本暗号資産取引業協会統計データ調べ) - セキュリティも万全で安心
第三者機関であるCER.liveが2021年8月2日の時点で仮想通貨取引所のセキュリティとしては国内No.1であると評価しました。ハッキングや内部犯対策にも力を入れています。 - アプリはシンプルで使いやすいと高評価
専用のスマホアプリは、シンプルで投資初心者でも使いやすいと高評価です。初心者向けというわけではなく経験者も満足の豊富なテクニカル分析も利用できます。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアム・リップルなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・XRPなど |
発行上限枚数 | 2100万BTC |
取引通貨数 | 14種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
Zaif(ザイフ)
出典:Zaif(ザイフ)
- 分析可能なチャート、TradingView
Trading Viewはシンプルな画面構成で見やすい高機能なチャートです。テクニカル指標や分析ツールも豊富で、インディケーターから選択することでそれらの指標やツールが使えます。 - ユーザー間の取引Orderbook trading
Orderbook Tradingはユーザー間で売買を行います。自分で価格をを提示したり、価格を指定せずに取引を始める方法があります。必要な情報が見えるので、スピーディーな取引が可能です。 - 独自のトークンを利用してマイナー通貨に投資
Zaifは独自トークンのZAIFを発行しています。また、Zaifはトークンを仮想通貨と取引することができる珍しい取引所です。マイナー通貨に投資したい人は利用を検討してみてください。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアム・ネムなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・XEMなど |
発行上限枚数 | 2100万枚 |
取引通貨数 | 15種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
編集部
BITPoint(ビットポイント)
- 各種手数料が全て無料
現物取引にかかる手数料が全て無料です。取引手数料や入出金手数料、口座管理料が無料なので取引コストの削減を重視して仮想通貨取引所を選びたい人に向いています。 - 500円以下から取引可能
500円から取引が可能なので、初めての仮想通貨取引で損失が心配という人にも向いています。また、各種手続きが無料なので、こつこつ取引したい人にもおすすめです。 - アプリは初心者にもわかりやすい設計
初心者向けに設計されたアプリがあり、金額や数量を入力するだけで注文できる使いやすさが魅力です。また、仮想通貨取引に詳しくなくてもわかりやすいグラフなどを使っているのもポイントです。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアム・ライトコインなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・LTCなど |
発行上限枚数 | 約2100万BTC |
取引通貨数 | 12種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
マネックスビットコイン
出典:マネックスビットコイン
- 大きな利益を狙える暗号資産CFD
CFDは差金決済取引と呼ばれます。レバレッジをかけて取引を行うことが可能で、大きな利益を狙えます。マネックスビットコインでは取引手数料無料で、24時間365日取引できます。 - マネックス証券のサービスだから分散投資が可能
マネックスビットコインは大手ネット証券会社マネックス証券のサービスの一部です。マネックス証券で提供している多くのサービスを利用することで分散投資ができます。 - シンプルで使いやすい専用アプリ
暗号資産CFD専用のスマホアプリで取引をします。アプリは操作性を重視しており、シンプルな画面でわかりやすいです。経験者も満足できるようなテクニカル指標も用意されています。
編集部
通貨名 | ビットコイン・ビットコインキャッシュ・イーサリアム・リップル |
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通貨単位 | BTC・BCH・ETH・XRP |
発行上限枚数 | 10BTC |
取引通貨数 | 4種類 |
現在実施中のキャンペーン
・なし
Huobi Japan
出典:Huobi Japan
- 世界170カ国で使用される日本法人
グローバルに展開しているHuobiグループの日本法人です。世界170カ国以上、数千万人が利用しています。取引量が多く流動性が高いのがポイントです。(公式サイトより。2022年5月9日時点) - 2円から取引を始められる!
Huobi Japanではどの通貨ペアでも、およそ2円から暗号資産取引が始められます。少額から始めたいという人にぴったりです。クイック入金や取引手数料も無料なので、取引コストも抑えられます。(公式サイトより。2022年5月9日時点) - 取扱ペア数は44銘柄と多い
取り扱っている仮想通貨は2022年5月現在全19銘柄で、44銘柄ペアです。国内での取扱銘柄ペア数はNo.1 です(2021年9月時点)。いろいろな銘柄を少しずつ購入してみたい人に向いています。
編集部
通貨名 | ビットコイン・イーサリアム・リップルなど |
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通貨単位 | BTC・ETH・XRPなど |
発行上限枚数 | ー |
取引通貨数 | 17種類 |
現在実施中のキャンペーン
・お友達紹介キャンペーンで紹介した方もされた方も特典あり
紹介した方も、紹介された方もキャンペーン得点の対象です。紹介された人が口座開設を完了すると、紹介した人には1,000円、紹介された人には500円相当の仮想通貨がもらえます。(※2022年4月26日〜2022年7月31日で開催)
・抽選で最大40,000円相当のフォビトークンが当たる
口座開設や入金、販売所や取引所の利用など条件をクリアすると、抽選で最大で40,000円分のトークンがもらえます。抽選自体にハズレはありません。トークンはHuobi Globalが発行するフォビトークン(HT)です。(※2022年4月28日〜2022年7月28日で開催)
編集部
仮想通貨取引所で必要な6つの手数料
日本円を入出金する際の手数料
仮想通貨取引所内の口座に日本円を入金や出金するときに手数料がかかります。次のような例があります。
- 入金は無料、出金は有料
- 提携取引銀行などでは手数料無料
- 入出金の方法によって差がある
- どのような場合も無料
提携している銀行からなら無料、クイック入金など特定の方法なら無料など、さまざまなパターンがあります。
仮想通貨を送金する際の手数料
日本円の移動ではなく、仮想通貨の移動でも手数料が発生します。
- 別の取引所に送金する
- ウォレットに引き出す
仮想通貨のまま他の取引所に送金する際に発生する手数料は、通貨の種類や取引所ごとに差があります。また、仮想通貨管理ツール「ウォレット」への引き出しも手数料がかかる場合があります。
資産の移動はできるだけ少ない回数にしましょう。
売買する際の取引手数料
仮想通貨の売買をする度に発生する手数料があります。例えば、購入時は購入金額+購入手数料を支払うということです。次のようなケースがあります。
- 同一取引所でもコインの種類によって手数料に差がある
- 一定期間で一定回数まで無料などの制限がある
- 完全無料の取引所もある
売買に関する手数料は、取引するたびに発生します。頻繁に取引をするとコストがかさみ、利益を圧迫する可能性もあります。
購入価格と売却価格によるスプレッド
購入時の価格(Ask)と売却時の価格(Bid)の差をスプレッドと呼びます。スプレッドは実質的には取引コストです。スプレッドが広いと取引コストがかさむことになり、損失になる可能性があります。
また、Askと Bidの価格は需要と供給のバランスで成り立っているので、スプレッドは日や時間によって変動します。特定の取引所が必ず安い、とはならないことを覚えておきましょう。
レバレッジ取引専用の手数料
レバレッジとは取引所に預けたお金を証拠金として証拠金以上の価格の仮想通貨を売買できる仕組みです。レバレッジ取引をすると手数料がかかる場合があります。
- 維持手数料
- スワップ手数料
レバレッジ取引では、1日当たりの維持手数料がかかります。スワップ手数料とは、レバレッジ取引でのポジションを保持するための手数料です。取引所ごとのクローズ時間をまたいでポジションを保持しているとその都度発生します。
マイナス手数料(顧客が受け取る手数料)
マイナス手数料とは取引をした際に、顧客が手数料を払うのではなく、顧客が手数料を受け取ることを指します。金額はそれほど大きくはないですが、積み重なることで利益につながります。
仮想通貨取引ではメイカー取引でマイナス手数料を設定している取引所が多いです。メイカーとは取引板に新しく注文を出すことで、市場の流動性を生みます。
仮想通貨取引所での手数料の3つの比較ポイント
提携銀行の入出金手数料
仮想通貨取引所によっては、提携している銀行を利用して入出金することで手数料を安く抑えられるケースもあります。手数料無料や手数料割引など、同じ取引所の中でも銀行によって手数料に差があることも多いです。
また、同じ銀行を利用しても、入金方法によって手数料が違う場合もあります。例えば、即時入金サービスなら無料、通常の振り込みなら有料というケースです。
あなたが使う予定の銀行の手数料がいくらなのかをチェックすることで、仮想通貨取引にかかるコストを抑えられます。
それぞれの通貨ごとの取引手数料
通貨ごとの取引手数料をチェックすることも大切です。仮想通貨の購入や売却などの取引をすると、取引手数料がかかります。取引手数料は、取引所や通貨ごとに差があります。
Aという取引所では手数料無料で購入できる通貨が、Bという取引所では手数料がかかるということも多いです。取引手数料は取引のたびに発生します。積み重なると大きなコストになる可能性もあります。
あなたが購入したい、取引したいと考えている通貨の取引手数料がいくらなのかをチェックしておくことが大切です。
スプレッドの狭さ
購入価格と売却価格の差であるスプレッドは、狭い方が取引にかかるコストは安く抑えられます。スプレッドは一定ではなく変動しています。あなたが主に取引する時間帯のスプレッドを確認しましょう。
また、取引所や通貨によってもスプレッドに差があります。購入したい通貨のスプレッドが狭い取引所を探す方法だけでなく、スプレッドが狭い通貨を購入するという選び方もあります。
あなたが重視することは何か、と比較してみるのもよいでしょう。
手数料を重視する方向け!仮想通貨取引所の6つの選び方
上場銘柄数をチェック
仮想通貨の上場とは、取引所で取り扱いがされているということです。上場銘柄数とは、取引所で取り扱っている仮想通貨の種類の多さを指します。
上場銘柄数が多い仮想通貨取引所を選べば、別の通貨を購入したいと思ったときに、すでに口座のある取引所を使ってスピーディーに取引を開始できる可能性が高いです。
新規口座の開設をすると時間がかかり、購入機会を逃す可能性があります。上場銘柄数が多いと、投資の幅を広げやすいのがポイントです。
取引コスト全体をチェック
これまで紹介してきたように、仮想通貨取引所にはさまざまな種類の手数料があります。手数料は取引所や通貨、提携銀行によって差があり、全て無料という取引所はありません。
少しでも取引コストを削減するためには、なるべく手数料の負担が軽い取引所を選ぶことが大切です。また、入金手数料は無料でも出金手数料が他と比較しても高額、という場合もあります。手数料全体を通して確認しましょう。
特に、取引手数料のような都度かかる手数料は、およその回数でシュミレートしてみるのもポイントです。
仮想通貨の最低取引単位が少ないか
最低取引単位とは、仮想通貨がいくらから買えるかということです。ビットコインを例に考えてみましょう。2021年4月に1BTCは700万円を一時超えました。この時に1BTC単位で取引することになると700万円以上の日本円が必要になってしまいます。
しかし、仮想通貨は小数点以下の単位で購入可能です。最低取引単位の数字が小さいほど、少額から仮想通貨の取引ができることになります。ビットコイン販売所では0.00000001BTCから取り扱うところもあります。
販売所を利用できるか
仮想通貨の売買ができる場所には、取引所と販売所があります。主な違いや特徴を紹介します。
- 販売所……あらかじめ業者が保有している仮想通貨を、業者が希望する価格で購入・売却。主にスプレッドが販売所の利益になる
- 取引所……取引所を通じてトレーダー同士で仮想通貨を取引。主に取引手数料が取引所の利益になる
頻繁に取引をする仮想通貨取引に慣れた人は取引所、「とりあえず仮想通貨を購入してみたい」と考えている初心者は、販売所の利用がおすすめです。
サポートを受けられる体制が整っているか
仮想通貨の取引について知識のある人が周りにいない場合もあるでしょう。困った時に相談できるサポート体制が用意されているかどうかもチェックしましょう。
サポート体制でのチェック項目
- 利用できる連絡方法(電話、メール、チャット)
- サポートを受けられる時間帯
業者によってはチャット体制を強化し、電話に対応していない場合などもあります。あなたに合った対応が可能か確認しましょう。また、仮想通貨の取引は24時間可能です。あなたが口座の開設や取引をしようと考えている時間にサポートが受けられるのかをチェックします。
セキュリティ体制が充実しているか
仮想通貨はインターネット上で取引や保管をするため、自分の資産が守れるかどうかセキュリティ体制を確認することは大切です。
主なセキュリティ対策には以下のようなものがあります。
- 通信の暗号化
- ログイン時の2段階認証
- コールドウォレットの導入
2段階認証とは、パスワードだけでなくスマートフォンに送られてくるSMSなどを利用し2回の認証を必要とする方法です。ログイン時だけでなく、出金や送金の際にも必要としているケースもあります。
コールドウォレットとは、インターネット上ではなくオフラインで仮想通貨を管理することです。
仮想通貨取引所で手数料を安く抑える方法
少ない回数で取引・入金・送金
仮想通貨は入金や出金、送金をするたびに手数料がかかる仕組みです。手数料を削減するためには、手数料のかかる行動を減らすことが大切です。例えば、大きな金額で仮想通貨を購入するのが心配だから、と少額ずつ入金し購入したとします。
1度だけなら良いのですが、何度も繰り返すと手数料がかさみ取引コストが利益よりも手数料が上回ってしまう可能性があります。少額ずつ仮想通貨を購入したいのだとしても、まとめて入金すればコストの削減が可能です。
スプレッドを抑えたいなら取引所形式の現物取引
取引所の取引方法には、大きく分けて現物取引とレバレッジ取引があります。レバレッジ取引は前述した通り証拠金の何倍もに相当する取引をします。
現物取引とは、実際にお金を出して仮想通貨を手に入れる取引方法です。現物取引の方がスプレッドの影響が少なくなります。
また、販売所と取引所では手数料の仕組みが違うため、取引所のスプレッドのほうが低く設定されています。スプレッド重視で仮想通貨の取引をしたい人には取引所形式の現物取引がおすすめです。
仮想通貨取引所の手数料に関するよくある質問
Q. 仮想通貨取引所で発生する手数料の種類は?
仮想通貨の取引で発生する手数料は次の6つです。
- 日本円の入出金にかかる手数料
- 仮想通貨の送金にかかる手数料
- 売買する際の取引手数料
- スプレッド(購入価格と売買価格の差)
- レバレッジ取引専用の手数料
- マイナス手数料
初心者で、レバレッジ取引をする人は5まで、レバレッジ取引をしない場合は4までを確認しておきましょう。
Q. 海外の仮想通貨取引所の特徴は?
海外の仮想通貨取引所の特徴を紹介します。
- 取り扱い通貨が豊富
- 高いレバレッジをかけられる
- 国内とは異なる法規制
- セキュリティの差
- 日本円での取引ができない場合も
海外の仮想通貨取引所の方が国内よりも多くの種類を購入できる場合が多いです。また、高いレバレッジをかけられるので、利益が大きくなる可能性もありますがリスクも大きくなる点に注意が必要です。
Q. 初心者におすすめの仮想通貨は?
仮想通貨でどんなことをしたいのかによっておすすめは変わります。初心者で「仮想通貨を買ってみたい」と考えている人にはビットコイン( BTC)をおすすめします。
理由は多くの取引所で扱いがあり、認知度が高く安心感もある上、ビットコイン決済なども導入され始めているからです。しかし、仮想通貨は変動が大きくリスクもあります。
Q. 仮想通貨の将来性は?
仮想通貨の将来性を完全に見通すことは難しいです。しかし、多くの人が明るいだろうと考えています。理由としては次のようなことがあげられます。
- 決済に利用できるようになっている
- 企業の参入が続いている
- 送金手段として考えられている
大手企業で決済に利用できたり、大手企業の投資先に選ばれたりしているため、将来性があるとする意見が見られます。
Q. 仮想通貨の手数料は銀行口座によって変わる?
仮想通貨は、銀行口座によって手数料が変わります。手数料を安く抑えるためには、提携銀行からの入出金がおすすめです。手数料の割引だけでなく、無料になる場合もあるので、取引所の公式サイトであなたの使いたい口座からの手数料を確認してみましょう。
また、同じ銀行から入金する場合でも、入金方法により手数料が変わるケースもあります。銀行の手続きが必要な場合は事前に済ませておくことをおすすめします。
まとめ
仮想通貨を取引する際にかかる手数料
- 日本円の入出金にかかる手数料
- 仮想通貨の送金にかかる手数料
- 売買する際の取引手数料
- スプレッド
- レバレッジ取引専用の手数料
- マイナス手数料
仮想通貨取引所の手数料で比較する際のポイント
- 提携銀行の入出金手数料
- それぞれの通貨ごとの取引手数料
- スプレッドの狭さ
仮想通貨の取引はさまざまなリスクがあります。理解した上で始めるようにしましょう。
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